2012年10月5日金曜日

2012.09.16 Soprano Recording Project終了報告

2012.09.16 Soprano Recording Project終了報告

旧知の友人ソプラノ声楽家、浅香さんからの依頼。
ワタシノキキマチガイダッタノカ、聞き漏らしだったのか、いわゆる記念写真ポートレイト的に、今の彼女の唄声を残すのが目的だと思っていたのだが・・・。

ご自身の持つAMラジオ番組での放送に使う曲を録音するのが目的でした。
しかも、リスナーからのリクエストの曲を歌う。
もちろん、記録の意味もあったので、直接CD化でない録音であったことは確かなのですが、いろいろ得ることありました。



今回システムも含めて、SNが気になったので、Ch FADERは規定(0dB)より、上でなるべく使うようにした。
また、2曲だけ浅香さんのお弟子さんピアニスト、人見さんの弾き語りもあったため、最初はピアノのとこにVOマイクを。
これがとても、いいトライアルとなった。
やっぱり、譜面台の影響は大きい。
どのようにディレイや音色を合わせるか。

クラシックのダイナミクスをどうおさめるか。
ここのところ、前回の山の唄録音に引き続いた出張録音、しかも前日の山下さんの興奮冷めやらぬ中の録音。
 こころにしみました。
 唄ってすごい。
収録中、いつも通り。ものすごい雷雨がありました。
いつだか、宇都宮は雷都(ライト)なんて呼んでいることもあったのですが、何か縁を感じます。(つーか、ただの雨男)

ここで、もうちょっと復習。
マルチレコーディングのモニター側にフィルターを入れるのも、もちろんミックスまでは素のまま、そのままで録っておくのだが、もし『このくらいのHPFをいれたら、こうなる』『このくらいのRevをかけたらこうなる』『クラシック演奏家のホールの響き』等、様々な意味で仮定であっても、完成品ないし、完成品が想像出来る形に仕上げる。

また、レベルや音質を動かさずに録音しておく意味は、別テイクとの編集等も考慮してということになります。
それは、演奏者のヘッドフォンが無くても同じこと。
HDRのファンの音はあまり気になりませんでした。それより、エアコンのリモコンいつも片手に入り切りで対応。

帰宅は深夜でしたが、モコちゃん『やったーおかえり』の顔です。




Mixing Engineer: 富 正和
Assistant Engineer:嶽下 あい

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