2011.02.20 Dreamers' Union Choir × Gary Hines Live 38RP STAFF REPORT
研修に参加させて頂き、ありがとうございます。
今回も前回と同様、久々の参加となりました。
現場に着いたら最初に打ち合わせをしました。
毎回そうなのですが、ステージセッティングや回線表については、多少なりとも理解出来ます。
しかし、いざ会場への搬入を終えた後に何をすれば良いのか、ということが打ち合わせ時はおろか搬入後も分からないままです。
指示を仰げば動けますが、やはりそれだけでは駄目です。
今回の音響スタッフは、富さんの他に卒業生のフリーランスの音響の方が1名(山田さん)と1年生が2名と私の5名でした。
山田さんに指示を頂くことが多かったです。
正直、富さんと山田さんで大丈夫なのではないかと思うほど、お2人の間では「今、やること」と「次に、やること」の意思疎通が取れているように感じました。
そんな中で自分から動けないのは不甲斐なかったです。
富さんの現場に行くようになって1年以上が経ちますが、あまり成長出来ていない気がします。
1年生に指示を出せれば良いのですが、私自身が上手く動けていない中で自分のことで精一杯となり、とてもそんな余裕はありませんでした。
学校生活では見えてこない部分が浮き彫りになります。
現場に行くと、本当に自分にがっかりしますね。
内容についてです。
搬入後、まずOutのモニターやハウスの位置を決めました。
次に、スタンドを立てDUCの現場ではおなじみとなった、各アーティスト自身の声を反射させる為のアクリル板をスタンドに取り付けます。
そして、そのアクリル板付きマイクスタンドを大体の立ち位置に置いたら、マイクをセッティングします。
VoマイクのInputだけで17chありました(この他にソロ用のワイヤレスマイクが3本とヘッドセット)。
Multi Boxは1列に並べたスタンドのちょうど真ん中に置き、そこから近い順にケーブルを繋いくので、8chと9chの辺りから2人で左右に分かれるようにして行いました。
Boxに近いマイクから短いケーブルを使用します。
もちろん、余りをスタンドの下にまとめる為、ケーブルはBox側から引きます。
この作業と同時に楽器のInput系もケーブルやDIをBoxから引いておきます。
その後、回線チェック(楽器のものはホットタッチ)を行い、楽器のセッティングが終わり次第、Inputを繋ぎます。
この時、楽器のOutはアーティストの方に確認して結線します。
また、上記の作業と並行して富さんは卓側のセッティングをしています。
InputとOutputが全て繋がり回線チェックが終わったら、チューニングをします。
今回は念入りにチューニングをしていたように感じます。
私は、相変わらず見ているだけで、聞いていてもよく分からなかったです。
あとは、リハーサルと本番です。
リハではマイクスタンドの高さの調整や、モニターへの返しを調整する為のアーティストと卓側との中継をしました。
私にとっては、この作業が1番やり甲斐を感じます。
仕事をしていると実感しますし、存在意義を感じる瞬間でもあります。
本番前、忘れてはならないのがワイヤレスマイクの電池交換です。
全て新しいものに交換します。
本番中は下手待機だったので、トラブルがないように見守っていました。
本番が終われば撤収です。
今回は、写真撮影があったのでバラせる所からバラし始めましたが、撮影終了後はいつものようにひたすら片付けます。
今回、私が改めて感じたことは、ケーブルを綺麗に這わせる他に、パンチカーペットを敷いたり、場合によってはパンチカーペットを切ったりしてライブでは見栄えも大事な要素だ、ということです。
あと、このレポート。
ここ何回か書いていなかったのですが、やはり手書きではないにしても自分で文章にすることで始めて頭に入って来るように思います。
本番が終われば終了ということではなく、そこで感じたこと、学んだことを自分なりに考察して吸収することへの重要性を、このレポートを作成していて改めて考えさせられました。
大好きなDUCの現場でとても楽しかったです。
自分から動けたり、人から頼られたりするようになる日は来るのだろうか、など今回もまた実に色々なことを考えさせられる現場研修となりました。
ありがとうございました。
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