2007.3.2-3 GOSPEL LIVE SR STAFF REPORT 35RP/SA2
今回2007年3月3日(土)吉祥寺の武蔵野公会堂にて、
Dreamer's Union Choir(クワイヤー)によって行われた、
チャリティ・ライブに参加させていただきました。
本番までの仕事の流れを、整理すると、
まずチャリティライブが行われるその前の週に、2度、回線図
配置図を元にミーティングに参加しました。
今回研修者が6人という事で、全員がそろってのミーティングは行う事が出来ず、
連日ミーティングが出来るスタッフが集まり、トミさんとの打ち合わせになりましたが、
毎回十分に時間をとっていただき、個人的には前回参加させていただいた研修よりも、
本番であり、チャリティ・ライブと本番までの作業とともに、趣旨、内容、
全体の流れ、注意すべき点、というものなどが、
ミーティング時に理解出来たと感じました。
しかし、あえて自分でいうのも変ですが、結局の所、それは事前に予想・想定して
プランニングしたものであり、限られた情報と、
”そこ”は”そう”であろうという判断のものであるということです。
まだまだ、現場経験もなく、出演者のスタイル、ホールの特性等も知らない自分が、
ミーティングで打ち合わされた内容だけで、ほとんどが理解出来たと、
自分の中のどこかで思ってしまったに違いありません。
ミーティングで想定していた者と、実際の現場での内容というものは、
全く同じになるわけがない、おもちろんわかっていたと思いますが、
現場ではまだまだ自分は、動けていませんでした。
3月3日(土)の前日に、ホールに機材をセッティングし、出演者、
ホール側の音響照明としてのスタッフさんとともに、リハーサルを行いましたが、
思うように動く事が出来なかった要因・対処として。
・突発的に参加が決まった楽器等に対する対応力を身につける。
→現場を数多くこなしていけば、身についてくるものではあるが、
参入することによって、では何が作業として必要となってくるのかを考えることが、
大切である。
・使用している機材、道具等の名前を覚える。
(MICスタンドの種類や、どこに使用するケーブルなのか、ケーブルの仕様箇所)
→機材、道具等の名前は、会社ごとで違い、一つの呼び名に統一できてはいない。
正式な名称一つの呼び名だけではなく、覚え、略称、別名であっても、
何をさしているのかを理解する事が大切である。
それにより、昨日や必要性を理解していくことができる。
(卓側orステージ側で使用する物なのか等)
→もしわからない機材、道具等があっても、それはベーシックなものであり、
オペレートするにあたり、必要最低限なもので、その時に覚えるべきものである。
よって、理解している人間に恥ずかしがらずに、質問し、教えてもらう事が大切である。
・配置図や回線図等事前にもらった資料を覚えたつもりでも、仕込みやリハーサルの緊張している
ときでも、覚えていなければ意味がなくなってしまう。
→公演内容のポイントだけでも、なるべく多くの事を覚えられるようになり、
覚えていなければ、手持ちの図面等を見て、すぐ追えるようにしておくことが重要である。
・公演途中に転換最中に、マイクやモニター楽器等を、一度ハケなければならないという作業が
ありましたが、前に述べた事が出来ていれば、展開、仕事の流れの速さ等、
全般的に戸惑う事がなくなっていくのではないかと思います。
今回、ディレクターの木島さんを含め、出演者、ホール側のスタッフさん、
先輩である片岡さんや、他のスタッフ、富さんと一緒に研修させてもらい個人的に理解出来た点として。
・慣れている人、手順(流れ)を理解している人を見る。(自分が動けていない時)
・タイムテーブルの必要性、リハーサル時、照明さん、音響さんは、タイムテーブルを事前に、
ディレクターさんからもらいタイムテーブルを見て、操作のポイント、
オペレートを行いチェックをしてゆく。
通常、公演順に行うものである。
・今回、HouseSpeakerをステージより、フロアに降ろし、客席と近い為に、
高音と比べて指向性がなく、回折するLowを、90°内側に向けて設置を行った。
・早くセッティングをしなければ行けない理由として、
アーティストや他のスタッフに迷惑をかけてしまう。→リハの時間が短くなる。
自分たちのチューニングが十分にできなくなってしまう、ということがある。
・機材配置など、プランニングをするために、マルチボックスのポジショニングと、
マイクケーブルの長さを考える。 ケーブルの長さを出来るだけ短くする事で、
音の質が守られ、引っ掛け防止等安全にもなる。
マルチボックスを分岐する事もその為に適していれば使用をする。
・マルチケーブルの引き回しについて、事前にホール側のスタッフさんに、
安全上の確認をとるため、客席からステージへのケーブルのはわせ方を伝える。
今回は後ろにいくほど、客席はせり上がっていたので、マルチの巻きを後ろにもっていき、
卓側からステージへ引き降ろした。
通路上にはケーブルマットを敷き養生をする。
・マルチケーブル(8ch)に、先パラ(XLR)のコネクターをつけそのまま入力する。
XLRには、入力に応じた番号がふってある。
・ハウススピーカー、TopBottomの分岐、
使用するAmpにて、PALALLELにして出力している。
通常はSTEREOにて出力。どちらになっているか、セッティング時に注意する。
・クワイヤー ゴスペルの場合、コーラスとはいわずに、ゴスペルクワイヤ(聖歌隊)という。
今回も研修に参加させていただきありがとうございました。
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。
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