2007年3月8日木曜日

2007.3.2-3 GOSPEL LIVE SR STAFF REPORT 35RP-2

2007.3.2-3 GOSPEL LIVE SR STAFF REPORT 35RP-2
『ベナンに井戸を』ゴスペルチャリティライブ
3月2日3日と、吉祥寺にある武蔵野公会堂でのゴスペルチャリティライブに、
SRスタッフとして参加させていただきました。
このようなライブSRのお手伝いは初めてのことだったので、
かなりの不安もありましたが、 一緒に参加したスタッフの皆さんのおかげで、
何とか終えることが出来ました。

今回初めて、2度の事前ミーティングに始まり
搬入→セッティング→リハーサル→本番→撤収→搬出、
という大まかな現場での流れを、身をもって経験することが出来ました。
その中で、現場の空気を直に感じることが出来た。
これは今の自分自身にとって大変良い経験だったと思います。

<3月2日仕込み>
DAWの補講を受けていた為、現場への到着が時間ギリギリになってしまいました。
本当なら、初めての参加ということもあり、
搬入時の注意点やあの機材は何人で運ぶかとか、
これはステージのどこまで持って行くか、
等とたくさん聞きたいことがあったのですが、
自分の至らなさが原因で、そのチャンスを逃してしまいました。

補講を受けること自体よろしくないですし、
自分自身どこかで「2日までには受かるだろう」という、
浅はかな考えを持っていました。

事前に決まっていた事。ましてや初めて参加させて頂く現場。
自分の甘さがこうして返ってくると、とても痛いです。
もっと事前に出来得る努力、準備をしっかり行っていれば良かったと思います。

《 搬入 》
・駐車場からホールの搬入口までに、急な階段があり、
 いつも以上に注意が必要だった。
 声を掛け合う事、反響板には細心の注意を払うことは絶対。
 どこまで持っていったらよいか、わからなかったら聞く。
 指示が聞こえなかったら、ほったらかしにせず、聞き返す。
 卓、アンプ、スピーカーなどの重い機材は急がずに、そして無理して持たない。
 機材を溜めておけるスペースが少ないときはそれぞれ使う場所付近に振り分ける。 
 自分から聞き、テキパキ動くことを心掛けた。
 特にボーっと突っ立っていることが無かったので、それは良かったと思う。

《 セッティング 》

・マルチケーブルの持ち方、再確認
 マルチは客席からステージへ引くこと。そのほうがずっと楽。
 引く際はなるべく角ごと間に入り、スムーズに行う。
 引っ張りすぎないよう、声を掛け合いながら行う。

・モニターのチェック

M1になぜかノイズが入って大変だった。原因がわからず
ただ「ノイズが・・・」と言うだけで終わってしまったので、
考えられる原因をもっと自分で探さなければと思った。

・マイクケーブル引き回し
  Actエリアの邪魔にならないよう気を配ること。
 今回は思ったよりステージが狭く、クワイヤが入るとかなり密集する状態だったので
 近くの何本かをまとめ、極力散らばらないようにした。

ケーブルやその他機材がどこにあるか、どれが該当するのかをよく理解しておらず
余計な動きや質問をすることがとても多かった。
何をしたら良いか分からず、指示を待ってからしか動けなかった。
事前に機材を確認したり、仕込みの手順を理解しておく時間はあったので
もっと周りの状況に気を配り、自分から行動すれば良かったと思った。

<3月3日本番>
この日は大丈夫でした、30 分前には到着していました。
《サウンドチェック》
・変更点、トラブルに柔軟な対応をする
 マイクスタンドの変更がいくつかあったのでそれぞれ交換。
 チェック時に EBの D.Iを忘れていて無駄な時間を使ってしまった。
 バンドの方々が来てからの回線チェックでは AG の変更点に戸惑い、
 すぐに対応することが出来なかった。
《リハーサル》
・ソロ用マイク
 高さが曲ごと変わるのに気付かず、すぐに対応出来なかった。
 次はどのマイクを使用するのか、等きちんと把握しておかなければならなかった。
 ソロの方がスタンドを動かしたら、自分から動いてすぐに調整するべきだった。
 やっていいものか、と躊躇ってしまい、積極的に行動出来なかったのが悔しい。
・転換
 マイクやモニターをどこの位置までハケるか確認。
 マイクは邪魔にならないところ、客席から見えないところへ。
  Keyの位置をバミるのを忘れてしまった。
 ハケるものの確認をしっかり行っていればこうはならなかったと思う。

リハーサル終了後、照明さんのご好意により
調光室でお弁当をいただいたのち、本番へ。

リハーサル時は特にこれといって仕事を任せられた訳ではなかったので
客席からソロマイクを使う順番、 A.sax とFl を使う曲などの確認を
タイムテーブルに書き込みながら聴いていました。

いろんな位置で、スピーカーからの音と生音とを聴けば良かったと思います。
せっかくいい時間を頂いたのに、もったいなかったなと今になって感じます。

また全体を通して、今何を行っているのか?何をしなければならないのか?
よく理解出来ていない場面が何度もありました。

もっと自分の足や耳を使って、まわりの状況を掴むもうという姿勢が、
足りなかったです。
わからないから、自信が無いから躊躇ってしまい、
自分から進んで動くことがほとんど出来なかったことが

今回の大きな反省点です。
予習をあまりしておらず、
余裕を持って現場に入れなかったのも原因のひとつですが
自分自身のスタッフとしての認識の少なからず甘さもあったと思います。

今回初めて SRスタッフとして参加させていただきましたが
色々な意味で、打ちのめされました。

2日間ずっと気を張っていた為か、精神的な疲労はありましたが
それ以上に現場で動くことの出来る楽しさや、
喜びを実感することが出来ました。

今回感じたり考えたこと、実際に作業したことを、
これからのプラスにしていきたいと思っています。

とても勉強になりました。どうもありがとうございました。

1 件のコメント:

M-AQUA Live-Sound さんのコメント...

M-AQUAですお疲れさまでした。

『搬入時の注意点やあの機材は何人で運ぶかとか、これはステージのどこまで持って行くか、等とたくさん聞きたいことがあったのですが、自分の至らなさが原因で、そのチャンスを逃してしまいました』

これは、慣れしかないです。
ぱっとみて、大きさや中の物を想像する。
手が足りないとき、「おねがいしまーす」と言えるコミュニケーション能力も大事です。

『もっと事前に出来得る努力、準備をしっかり行っていれば良かったと思います』
例えば???

『マルチは客席からステージへ引くこと。そのほうがずっと楽。』
坂の上から、ケーブルを敷いた方が楽だからです。
ただし、ケーブルの段差を(2回から1階等)落とす時にはかなり注意する。

『ケーブルやその他機材がどこにあるか、どれが該当するのかをよく理解しておらず
余計な動きや質問をすることがとても多かった』
これも、M−AQUAのローカルルールもあるし、慣れだと思いますが、大きく分けて、ホールの物か、ミュージシャんの物か?、SR会社の物か?
探す前に、まず聞いても良い。

『ソロの方がスタンドを動かしたら、自分から動いてすぐに調整するべきだった。』
これは、判断難しい所です。
あまり、頻繁に音響スタッフが出て行くと、雰囲気壊します。
ただし、ブームスタンドがお辞儀をしているような時は、すぐに出て行くし、スタンドの扱いがわからないような人の時にはすぐに出て行く。

とにかく見て、すぐ判断すること。

『今回初めて SRスタッフとして参加させていただきましたが色々な意味で、打ちのめされました。2日間ずっと気を張っていた為か、精神的な疲労はありましたがそれ以上に現場で動くことの出来る楽しさや、喜びを実感することが出来ました』

打ちのめされずに、又来て下さい。