2005年10月1日土曜日

2005.10.1 EVENT SR REPORT 34SI

2005.10.1 EVENT SR REPORT 34SI
10月1日 企業福祉演奏会レポート
音響・映像総合技術科 Aさん
 今回はJR東日本の企業福祉演奏会のSR実習に参加させていただきました。
前回参加させていただいた柏祭りのSR実習の時とは違い、今回は私一人の参加だったので、緊張していました。ただ、今回は卓などの機材は会場のものを使うこともでき、こちらから出す機材も多くはなかったので、搬入や搬出は割りとスムーズにできたのではないかと思っています。
 今回の実習において、大きく学んだ点は以下のようなものです。
① アーティスト(出演者)の入れ替わり時の機材セッティングをいかにスムーズに行うか
② 様々な楽器に対してのマイキングの方法
③ アーティスト(出演者)が気持ちよく出演するために、どう動くべきか

まず、①の事が今回の実習で一番身にしみたことです。出演者側としては、式をスムーズに運びたいので、それに追いつけるように機材をセッティングすることが大事だと感じました。そのためには、予めどういった機材をどの位置にセットするかをしっかりと把握できていなければならないと思いました。最初は非常に手間取りましたが、後半は(機材が少なかったのもありますが)流れがつかめたように思います。先に裏でセットできるものはやっておく(ブームスタンドの向きなど)、マイクをステージに持っていく順番などを決めておくとスムーズに動くことができました。
②に関しては、自分の知識の薄さを強く感じさせられました。見たこともない楽器(ニコなど)が出たときに、どこにマイクを向ければいいのかがわかっていませんでした。尺八のマイキングなども勉強になりました。尺八の場合、マイクを筒の先端部分に向けると、空気の出入りの音が大きく入ってしまうので、筒の腹の部分に向けたほうがいい音になるとわかりました。この様に、それぞれの楽器にどのような特性があり、どれが最も適したマイキングなのかを把握していないと、いい音を拾う事ができなかったり、スムーズにセッティングができないだけでなく、出演者や観衆にも不快感を与えてしまうことになります。したがって、もっと多くの楽器に対してのマイキングを知らなければならないと感じました。
③では、①、②にも共通していることですが、やはり何が大事かというと、事前に式の流れを頭に入れておかなければならないということです。③のことを行うためには、①や②の事柄をしっかりとできていなければなりません。
今回の実習でも、現場ならではのことを沢山学ぶことができました。臨機応変な対応がとても大事なことなのだと思いました。ケーブルの巻き方一つについても、色々と勉強になりました。今回のように、出演者が入れ替わり立ち代りといった場合では特に迅速な行動が必要でした。この実習のお陰で、ケーブル巻きとブームスタンドの使い方には、実習前よりも随分慣れたと思います。今回の実習では、前回よりも運動量が全然多く、大変でしたが、その分色々な事を学ぶことができました。セッティングに手間取り、先生にご迷惑をおかけしてしまった部分も多々ありましたが、前回よりは動けたのではないかと思っています。
今回出来なかったこと(楽器へのマイキングなど)は、次の機会に生かせるようにしたいと思っています。この度は色々とご迷惑をおかけしましたが、実習に参加させていただき、ありがとうございました。とても勉強になったと思います。

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