2020年2月29日土曜日

2020.02.18 Hotel Jazz Event SR STAFF REPORT-2

2020.02.18 Hotel Jazz Event SR STAFF REPORT-2


2020218
浦和JazzホテルでのEvent SRのお手伝い

・バンドの構成
Vocal,Contrabass,Guitar,Vibraphone 
と、ジャズの中でも少し珍しい編成だと思った。

それは、リズムをとるのに重要なドラム(ベースもリズムは取るが)がいなかったこと。
私が聴いてきたジャズにはベースとともにドラムがいたことがほとんどだったのだが、今回のリズムパートはベースのみ。

・収音の方法
ベースはコンタクトマイクとピックマイクでとった。ホットタッチをする場面があったのだが、演者さんが自身の機材を持ってくる時はしっかり把握していなくてはいけないのはもちろんのこと、もし少しでも持ったりすることがある時には細心の注意を払うことも今回再認識できた。

また、ビブラフォンのマイクの設置方法が面白かった。3つのマイクを使用した中で1本Beta57は259のスタンドに、もう2本はビブラフォンの楽器自体に取り付けてある紐に吊り下げた。
まだ自分では立てたのと、吊り下げたものの音の違いはあまりわからなかったが、紐の方が物理的により共鳴管に近かったため少しばかり響いて聴こえる気がした。
近いからこそよく聴こえていいと思うのか、よりマイクに近い音だけを大きく拾ってしまうと思った。
スタンドを立てて離し目にした方が広い音をとれることも考えられる、空間の音も含めて。
どちらがいいかなんてわからないが、どちらにも良さがあるのだと思うし色々な録り方ができることはビブラフォンに限らずとても興味深いことだと思えた。

マイクで学んだこと
測定用マイクは会場の真ん中あたりに置き先が細くなった方を舞台に向ける。
→機械音”ヒュンヒュン”という、スイープ音でチューニングする。

ミキサーで学んだこと
ペアの組み方
→組みたい一つのチャンネルをセレクトし、チャンネルジョブの中のチャンネルリンクでもう片方のチャンネルを選択すると組まれる。
"富 追記===========
デジタルミキサーの基本機能として、メーカーや機種が変わったとしても理解が進むように解説したいです。
1:パッチが自由自在(アナログ卓のように1chに挿したから1chでしか使えないというわけではない)
2:レイヤーで、フェーダーの数以上にミキサーで扱えるチャンネルが増える。(1-16、17-32等)
3:フェーダーの機能が変わる(AuxのSend VolをSend on Faderで切り替えられる)

こういった基本に加えて、実際パッと使った時に困るのは、ステレオフェーダーとして、2つ(2つ以上も出来るが)のChをリンクさせることが出来る。
4:Ch Link ペアの組み方
特定の機材だけでなく、機材が変わった時も、『デジタルミキサーならこういうことが出来る』とか、『こうやったら便利』など、柔軟に出来るようにいつも『?』を持っておくことが大切なのだと思います。
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今回の現場で、私はまだ音を聴くことで精一杯になってることが多いが演者さんが発して聴こえている音について”演者さん自身はどう考えているか感じていることにこちら側が感づいてそれをうまく調整しながらサポートすること”が大切だと言われた時に、確かに余裕がないとお互いうまくコミュニケーションも取れずやりづらくなってしまうので、これからそういう立場に立っていくような時、ちゃんと意識することが大事だと思った。

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