2008年5月8日木曜日

2008.5.4-5 BRASS BAND LIVE RECORDING&SR 終了報告

2008.5.4-5 BRASS BAND LIVE RECORDING&SR 終了報告















場所:栃木県宇都宮市文化会館大ホール
日時:5月3日(土)〜5月5日(月) 
内容:『栃木県立宇都宮北高等学校吹奏楽部演奏会 ライブレコーディング&SR』
日程:3日(土)13:00 横浜市出発トラック同乗1名
        19:00 搬入実施。 音響室への搬入は、ロビー経由で行った。台車3台
   4日(日) 9:00 セッティング〜リハーサル
        22:00 作業終了退館  ビジネスホテル泊(シングル)
   5日(月) 9:00 ホール入り 最終リハーサル
        13:00 開演
        16:30 終了→撤収(かなり撤収時間が短かった)
        18:00 大泉、北千住経由で帰還
        22:30 横浜到着
スタッフ:
SR Mixer:小野 峻
Floor Audio:福田 大輔 、わかやまたけお 
Recording Mixer:トミ

以下、富のまとめです。

1:ステージセッティングについて
3点吊りの人工衛星は、メス待ちなので、通常の11−12でOK
他、会館の下手上手のパッチ盤は、オスメス両方でているが、床のコンセントがメス待ちである。(変換必要)。

今回メインマイクは、KM184のORTFで行った。
3点吊りの吊り位置が、かなりのハイポジションになってしまうことを考慮して、無指向AB方式でなく、単一指向性のセレクトであったが、結果的にあまり飛ばさずとも大丈夫であった。

これは、2部の北高ミュージカル内で、山台上の演技がなかったため、ピンと競り合う事も無く、オペラカーテンが閉まっている時に、多少の調整で難を逃れた。

前回まで、4006で行っていたが、低域の量感は、KM184は少なくなるが、パートマイク(特にFront×5本)を含めての音づくりなので、問題なかった。

間口が広い会場では、やはり、Frontのつらマイクは有効であった。
スタンドは、ストレートの足狭タイプとしたが、今回はドレス等が少ないため、足狭+ミニブームでもよかったかもしれなかった。

他に、2部の開始ベルが、ハンドベルだったため、下手花道に、C414をMF213で追加する等した。

WWは今まで通りストレート+ステレオバーで行い、マイクは古いタイプのKM84iであった。
こちらも、来年も採用したいパートマイクの一つであった。

今回、2部のメインマイクとして、ステージ奥の山台あたりに、4006をMF203×2本で収音をおこなった。
前回同様ホールから借用したが、見た目もすっきりしているし、AB方式の理想的な幅、1.5から2メートル程度を確保出来て、良い結果が得られた。

Frontは、下手から、8対のマルチを敷いて対処したが、
ソロマイクのローカル等にも使用したり、便利であった。

今回の目玉?が、3部の冒頭のアカペラ11人、ソロマイク5本+予備ワイヤレス1本で行ったが、フロアの皆さんには、ご迷惑をおかけしました。
本来は、もう1名プラスして3名体制で行う作業内容であったと思います。

ソロマイクの使い回しも多々あり、
1部 Solo1、2 Harp2台に利用
2部 全部抜き
3部 Solo1〜5 アカペラ5本使用
   ハッチポッチSolo1、2 ソロマイク 

等と、大変でしたが、他のパートマイクでカバーしている部分もあり、うまく行きました。

今回の反省点です。
上手袖のケーブルを、養生マットで保護していましたが、椅子の台車等が何度も上を通り、飛ばしておけば良かったと思った。
下手は司会の出入りが中心で、あまり派手な出入りはなかったが、上手は常にひっきりなしに、人が通っていました。

アンプ位置とともに、来年以降考慮の必要があると感じました。
アンプの転倒防止で、細引きでしばったりと、大勢のメンバーが出入りするため、より安全対策に心がけた方が良いと再認識しました。

下手の舞台要員室をうまく整理して、音響機材を、収納しても良かったかなと思いました。
搬入が全て上手なので、楽器、照明、かんばん、等錯綜した時に、我々の音響機材が邪魔になることはなかったが、間違って持って行かれても良いように、置き場所を、舞台要員室でもいいかなと思った。

2: 音響室セッティングについて
音響室内について昨年の反省を生かし、なるべくコンパクトなセッティングを心がけました。

また、『録音コンソールの選定DM1000←→01V』や、『SRコンソールを仮設するか?』等を検討したが、インプット数の増加を懸念して、録音コンソールはDM1000、SRは会館の物を使用し、昨年同様の音響室内録音&SRオペレートとなった。

音響室の窓が上手側(録音卓)の前しかあかないので、生音を聞きながらのオペレートはかなりやりにくい事を再認識した。

今回、リハーサルのあたりで、『窓は閉めたままのオペレートとしよう』と決定したが、かなり難しかったと思います。

録音機はダイレクトミックスが24bit48Kコアキシャル→R−44となっていて、マルチはHD24を使用した。

パッチングに関しての注意事項、会館音響室のパッチ盤は9割がた、オスがでています。
よって、16対マルチボックスと、16−先バラメスの変換ケーブルがパッチに便利でした。
灰色の8P大蛇は、2〜3本しか使用しておらず、他のメスーメス変換等はホールの備品をお借りしました。

パッチ盤には、600:600のトランスもついていました。
今回時間があったので、
・マイク→DM1000&SR卓
・マイク→DM1000単独
で、聞き比べをしましたが、S/Nの点では来年以降、ソロマイクはトランス分岐としたいと思います。

昨年は大事なマイクだけトランスを入れたと思いますが、やはりS/Nと歪みの点で入れたいと思います。

他、クリカムを持ち込み、今回音響ローカルで設置しましたが、場所があれば親機は袖でも良いかな?
クリカムでやり取りする事は無かったが、安全な連絡装置という事で、来年以降も、必要性を感じました。
他の連絡はデミトスで行いましたが、もう一台欲しい。

3:ミックス本番内容について


今回使用したワイヤレスは、スイッチを入れてから、音声が出力されるまで3秒程度かかるタイプでした。
シュアー製で音はラムサの4000より良い感じでしたが、来年以降要検討です。

本番の冒頭で、SRはきちんとMCの音がでていましたが、録音は頭が欠けました。
1曲目途中で、冒頭のワイヤレススイッチ入れ忘れに対応して録音卓のワイヤレスチャンネルを不意にミュートして、解除を忘れたからです。

全て私の責任ですので、録音の方は現在ミックス中で、マルチの方を使用して修正しています。
しかし、録音コンソールのインプットレイアウト順番にも問題があったかなと思います。

常にわかりやすいインプット順を考慮しても良かったかなと思います。
ちなみに、ワイヤレスは、21ch、22chでしたが、一番左端が良いですね、(17、18)。
カゲアナとかは、逆に、右端の辺りでも良いかなと思います。

人間工学を勉強している訳ではないですが、コンソールのインプットについては、以外と右端より、左端の方が私にとって、上げやすい位置だなと、再認識しました。

とりあえず、現在ミックス中ですが、また何かありましたら追記します。
5/11 9:00 トミー

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