2024年11月15日金曜日

2024.11.15 What I learned from the COVID2019 event

 2024.11.15 What I learned from the COVID2019 event

修行時代の話は何回かしていますが、例えば、放送局に入ったのにすぐに音楽畑の仕事に就けなかったとか、意に沿わない転勤があったとか。。。

今回はそんな話ではなく、コロナ禍で得たもの、練習方法です。

コンサートの音響でも、録音でも、練習することが難しいのがこの音の分野。

楽器と違って操作方法などを、習熟を高め、操作を素早くするとか、メンテナンスをするとかはあるけれど、根本的にどうやればいいのか?ってのはどんな本にも書いてなかったし、先輩からも盗めなかった。

放送局1-2年目の頃は、スタジオにあるマイクを全て引っ張り出して、一つ一つマイクの音を自分の声で確かめて、その素性を知ること。

https://m-aquastaff.blogspot.com/search?q=Mic+tasting

で、このコロナでやってた一番のことは、授業の動画作り。

ヘッタクソな喋りをどうにかちょっとづつアフレコして入れて、それでどうにか週3本90分授業(内容は3-40分)のものを作る。



そこで使ったマイクがこの下のやつ。

MKH416 いわゆるロケーションで使うガンマイクです。

本当にこのマイクのかなりのことを知れたのは、今もまだその動画作りで自分のナレーション録音をしていたからです。

毎日毎日シンガーがどのくらいマイクで歌っているか、それに負けないくらい、毎週4-5時間くらいはこのマイクの音を聴く生活をやってたら、こんなのいい練習方法に決まってる。

昨日手に入れたのが上のマイク、MD431 II。

思い出すのは24年くらい前、シーラジョーダンさんという女性シンガーのギグを記録のためにライブレコーディングした。


写真は1999年頃、宇都宮駅西口にあった、ジャズサロンマニア

その時に彼女が持ってきていたマイクが、これ(のはず)。

このマイクでこれから、授業動画のナレーションをとります。

自分の声で話すのが一番わかるから。

ずっと修行です。

2024年10月22日火曜日

2024.10.22 Things to remember about TEPRA

 2024.10.22 Things to remember about TEPRA

入局してしばらく(2-3年目まで)、毎日スタジオ作業があるわけでもなく、いろんな機材整備に若手が借り出されてました。

特にドキュメンタリー"◯スペ等"のグループにいた時は、Vロケクルー整備という仕事の日があった。

局内の報道以外のカメラが300式くらいあって、大体内容は

・もちろんカメラ(SDでBetacam)

・三脚、舟(プレート)

・バッテリー充電器(旅先)

・専用台車

くらいが映像機器で、他音声の細かい機器が沢山ありました。

・ミクシングアンプ(という名の小さい可搬型電池で動くミキサー)

・ガンマイク(竿、風防付き)、ピンマイク有線*2、インタビューマイク

・ヘッドフォン

・ワイヤレス送信機*2、デュアル受信機*1

・ケーブル1式

・トランク

なんだこれくらいかって思うかもしれませんが、その一個一個に、全部テプラをするわけです。でっかい機材は最初からメーカーで刻印してもらったりしますが、ケーブル一本まで、◯◯◯と入れるわけです。



これがマジ、気の遠くなる作業。

40代後半の先輩がほぼその専任でしたが、それを手伝う。

だんだんと、貼るのがうまくなる。

その後そういった細かい機材貸し出しや整理は、子会社でやることになりましたが、結局それを目の前で見て、その先輩はそんなにロケにいくわけでもなく、メンテ要員を毎日根気よくやっていた。

そのおかげで、局内の職員はもちろん、外部の音声さんが来ても、出張で地方から音声さんが来ても、何一つ不自由なく使えて、トラブルがあれば、さっと予備も出てくる。

今思うとすごいこと。

フリーランスでは、そういったことも自分でやるのが楽しいけれども、それが苦痛という人もいるかもしれませんね。

テプラを打ってて久しぶりに思い出しました。

もちろん、宇都宮に転勤した時も、ブラ勤の日はケーブル作ったり、掃除したり、そういうことを日々やって、いざという時に備える。

わたしは、おじいさんになっても、テプラとヒートガンでケーブル作るんだろうな。

2024年7月20日土曜日

2024.07.20 Equipment Maintenance

 2024.07.20 Equipment Maintenance

先日納品されて、無事使用開始したYAMAHA DM7C。

ケースが先日届きました。


というわけで、旧機種のQL1も大切にせなあかんなと思い、キャッチロックが壊れてるのを、交換。

サウンドハウスで恐る恐るパーツを注文。

届く。
必要な工具はドリルと、リベッターとリベット。
古いリベットは、小さめのドリルで撃ち抜く感じ。

キャッチロックがついてるラックをぶっ壊したことはあるが、
取り付けるのは初めて。4.2mmの下穴は、少しパーツも押し広げて。
無理やり入れて完成。ネジロックも施して完了。
裏側のメラトン?布地部分のほつれを治せば、これでだいじょぶ。


2024年5月20日月曜日

2024.05.20 RIP Moco Chan Arigatou!!

 2024.05.20 RIP Moco Chan Arigatou!!

クッキーの旅立ちの半年後、モコちゃんも旅立ちました。

地上での冒険も終わり、亡父と2猫で追っかけっこしててほしいな。













モコちゃん、クッキー、素晴らしい日々をありがとう。
この16年わたしのすべてでした。


2024年2月28日水曜日

2024.02.27 Equipment Maintenance

 2024.02.27 Equipment Maintenance

Mix宿題を日々進行しつつ、いろいろメンテ。

パッチケーブルの根本がブチ折れてた。ITTキャノンの宿命よね。



治した。

久里浜まで行って、すた丼を食べるという大人の休日。

上と下の画像のコントラストがすげえ。

こちらは、昨日久しぶりに食べたチゲ、美味かったな。



2024年1月20日土曜日

2024.01.20 Equipment Maintenance and Preparation Pair Mic

 2024.01.20 Equipment Maintenance and Preparation Pair Mic

連日、メンテナンスと準備。

リードサックスセクションのマイクをまだ迷ってる。

フレキをつけた時に、どんなサイズ感になるのかの確認。


小雨降りそうで、マイクは出せないがこんな感じ。
まあ、ありかな。
自宅に帰ってその5本のC214にファンタムを入れる。
ステレオペアセットが2式で4本、単体1本があるが、どうも特性が違う。
1dBくらいの差なんですけど、やっぱりステレオペアで特性計ってくれて管理されてるものと、機械的に作ったものでは違うんだということを実感。
まあ、単体1本の方が、ナレーション録音とかで出番も多くてなんともいえないが。
1980年代以降のマイクがあまり希少価値がなくなっていったのは、工業製品的に作っているからだとある先輩がいっていた。
とはいえ、ちゃんと自分の耳でそれぞれの個体差がわかるようにならないとダメで、これも20歳の時に、鬼軍曹と呼ばれてた副部長が言ってたことで、『とみくん10M(YAMAHA NS-10M)使うのなら、それはいいことだが一本一本の調子がわからないとダメだよ』と。

言っていたことの意味がやっとわかってくる。

そして、20年以上共にしているマイクをちゃんとみて発見。
このころのDPAは、ちゃんとB&Kのロゴもはいってて、青カビはやしてる場合じゃねえ。
乾いた布で拭きました。

大切に使おう。
こちらは、在職中から欲しかったマイクだし。

ただ、DPAは単一の方が壊れやすいって噂なんですよね。

2024.01.19 Equipment Maintenance and Preparation

 2024.01.19 Equipment Maintenance and Preparation

冬ごもりの時期は何をしてるのかちゃんと書いた方がいいなと思い、今冬は毎日やったことを書いていこうかと思います。

すでに来週末のライブレコーディングの準備です。

ビッグバンドのPAをやりながらのライブレコーディング。
前回が2021年だったので2年ぶり。

FOH Mainのスピーカー、Sub4発、Top4発はすでに積んであって、今日はQL-TF Rack-Rioに、データを流し込んでチェック。
DA6400へのパッチもチェック。
Danteで思うのは、やっぱり事前にパッチしておけば、当日繋いだ瞬間にそれが反映されるので、Dante Controlerで気を使いながら朝パッチするより確実に安全です。

その後は、珍しく洗車場で車を洗った(週末雪が降るのに)、車内が乾燥しすぎて、フロアマットを洗いたいだけなんですけど。

家に帰って、ご飯食べて仮眠。
色々ヤフオクに出品してる最中ですが、ヘッドフォンも売ってしまおうかと思い、まずはメンテナンスをした。
年明けに注文していた、測定用インターフェースのケーブルが届いたんで、そのチェックも兼ねて、USB-Cで初めて繋いでみたが、以前のライトニングより反応が早い。
ハードは何も変わっていないのに(アプデとかする方法がない)、やっぱりライトニングって色々制限あるんだな。

ヘッドフォンは記憶が確かならこの1年開けてなかった。
イヤーパッドがベタつかないように、シリカゲルを挟んで保管。
10個もあるが、もうそんな出番あるんだろうか?
しかし、普段7506に慣れすぎてて、900で聞くと新鮮。
まあ長時間作業は7506でしかやってなくて、大学や現場に900があっても、また聞き方・聞こえ方が違いますね。

替えのイヤーパッドは、これが値段的にいいです。Amazonで売ってるやつ。

今朝のもこちゃんのゴロニャンをお聞きください。






2024年1月17日水曜日

2024.01.17 Making the most of the microphone

 2024.01.17 Making the most of the microphone

いろんな授業やレッスンで言ってきたこと。

『コンデンサーマイクにはなるべく長く電源をいれておくこと』

例えとしていつも話すことはコレ。

地方局に赴任してるとき、かなり大切な業務があって、それは政見放送の収録。

ある時先輩が、『オイ、トミもうすぐ選挙あるっぽいから、〇〇マイクにファンタムかけとけ』って。

『いや先輩、収録のスタジオに移動する時に、一旦接続を抜きますし、なんでそんなことにいみがあるんですか?』


アナログテープレコーダーなら機器の安定など含めてわかるが、全くもって理解不能でしたが、フリーになって思うのは、現場に行って時間がない中で、大切なマイクが生きなかったらどうしよう。

3点吊りなどは、そのホールにいる時間なるべく長い時間動作させておいて、アベレージ平均点、平均的にちゃんと動く打率をあげる。

欧米のスタジオでは、常にマイクには電源をいれておき、すぐに使えるコンディションにしておく。


電源のある倉庫やスタジオが無い中での工夫は、大切な録音の前には、抜き差しがあったとしても電源をかけておく。


Aさん元気だろうか、大切なことを教わりました。





2024.01.16 Dante Pre Mix Latency Test

 2024.01.16 Dante Pre Mix Latency Test

以前も大規模なChoir Soundでは、別卓でMixしたものを、Main卓に送ることをやっていたが、Danteでどのくらいディレイ(レーテンシー) があるかを測ってみた。

面白いようにちゃんと反映される。
QL→Rioに対して
TF→QL→Rioが1mm sec多くレイテンシーが出ちゃうのが本当にきもちいい。


以前デジタルワイヤレスの遅延についても、コロナの初期にこんな動画を作ったりしてたが、やっぱり『カタログ仕様』が気になっちゃう方ではあるが、調べられるものは地道にちゃんと調べた方がいいと思った。


1m secの違いのビートの音も、『これが悪い音』って認識を持つためにたまにはやってみるのがいいね。



2024年1月2日火曜日

2024.01.02 Study and practice even when times are tough

 2024.01.02 Study and practice even when times are tough

新年を迎えました、わたしもまだ整理がつかない中、大きな地震が起こり、大きな航空事故も起こりました、被害に遭われた方のお気持ちをお察します。。

私が、宇都宮放送局にいた1995-2002年ものすごく精神的にお世話になった編集の女性がいたんです。私20代中盤、その方多分今の私の年(50歳前後)くらい。

個人的なことでも相談に乗ってもらったり、アドバイスいただいた中で、すごく鮮明に覚ええてるのは。

『辛い時こそ、勉強しろ、練習しろ』でした。

放送局というのは、すごく動きにくいこともあり、普段は組織の中の愚痴や振る舞いなど他愛もないことを言い合える同僚でしたが、一番辛い時に頂いた言葉がコレでした。

『辛い時こそ、勉強しろ、練習しろ』

誰かのヒントになればと思います。

1/1のモコちゃん


1/2のモコちゃん




『辛い時こそ、勉強する、練習する』
明日は晴れたらペンキ塗りです。